免疫細胞療法について

免疫細胞療法について一覧

 
免疫細胞療法とは何ですか?

免疫細胞療法は、患者様ご自身の免疫細胞を体外で増殖・活性化させたうえで、再び体内に戻す細胞治療の一種です。これにより、がん細胞をご自身の強化された免疫の力で攻撃・抑制することを目指します。

 
免疫細胞はどのようにしてがんに作用するのですか?

免疫細胞は、体内で異常を感知した細胞(がん細胞やウイルス感染細胞など)を見つけて攻撃する働きがあります。特にがん細胞は自己の免疫から逃れようとしますが、活性化した免疫細胞はその“逃れ”を見破り、直接的な攻撃を行います。

 
どのようながんに効果がありますか?

免疫細胞療法は、様々ながんに対しての細胞治療法として研究・臨床利用されています。ただし、すべてのがんに対して同等の効果があるわけではなく、個人差があります。

 
保険は使えますか?

免疫細胞療法は現在、日本では保険適用外の自由診療(自費診療)となっております。公的な医療保険・高額療養費制度などの対象にはなりませんが、一部の民間の医療保険では対応可能な場合がありますので、加入されておられる保険会社にご確認ください。

 
治療の流れを教えてください。

1. 初診・カウンセリング(病状やご希望の確認)
2. 採血(免疫細胞の採取)
3. 免疫細胞の培養・活性化(約2~3週間)
4. 点滴投与
5. 経過観察と追加投与の検討
※必要に応じて複数回(3回~6回など)の追加の点滴投与を行います。

 
治療期間と通院頻度はどれくらいですか?

初回カウンセリングを含めて、約2~3週間ごとに1回、全体で3〜6回程度の通院が一般的です。治療プランは患者様の病状に応じて調整いたします

 
副作用はありますか?

重大な副作用は極めてまれですが、点滴による一時的な発熱、倦怠感、注射部位の痛み、アレルギー反応が報告されることがあります。治療は医師の管理下で安全に行いますのでご安心ください。

 
ほかの治療(抗がん剤、放射線、手術)と併用できますか?

はい。免疫細胞療法は、標準治療と併用することで相乗効果を期待することができます。ただし、他の治療とのタイミングや影響を十分に考慮して行う必要がありますので、主治医との連携も重視しています。

 
費用はどれくらいかかりますか?

治療内容や回数に応じて異なりますが、1回あたりの治療費用は約40万円〜60万円(税別)が目安となります。初診料・検査料・培養費用などが別途必要な場合があります。詳細はカウンセリング時にご説明いたします。

 
誰でも受けられますか?

すべての方が対象というわけではなく、以下の条件に該当する方は治療をお断りする場合があります。
• 重度の感染症や自己免疫疾患のある方
• がんの進行が極めて進んでおり、全身状態が著しく悪い方
• 免疫抑制剤を使用している方 など
まずは医師による診断・相談のうえで判断いたします。

 
完全にがんが治ることはありますか?

免疫細胞療法はがんを「完治」させることを保証する治療ではありません。免疫力の向上や、がんの進行抑制、再発防止を目的とした「補助的治療」です。他の治療との組み合わせにより、QOL(生活の質)改善にも寄与することが期待されます。

 
なぜ自費なのですか?国が認めていない治療ですか?

免疫細胞療法は厚生労働省の「再生医療等提供計画」に基づいて届け出・管理されており、一定の安全管理基準をクリアした施設のみが実施可能です。ただし、現時点では十分なエビデンスが整っていないため、保険適用外(自費診療)として提供されています。

よくあるご質問

 
免疫細胞治療・幹細胞治療とは何ですか?

A. どちらも患者様ご自身の細胞を活用して、自然治癒力や再生力を高める治療法です。
• 免疫細胞治療:免疫細胞を体外で活性化・増殖させて体内に戻し、がんや感染症への抵抗力を高めます。
• 幹細胞治療:体の修復や再生能力を持つ幹細胞(特に脂肪由来幹細胞など)を利用して、炎症や組織損傷の回復を促します。

 
保険は適用されますか?

A. 現在、これらの治療は自由診療(保険外)です。診断書などにより、医療費控除や医療保険の適用対象になる場合もありますので、ご相談ください。

 
安全性はどうですか?

A. 当院では厚生労働省に届出・許可された施設と連携し、厳格な管理のもとで治療を実施しています。治療前には医師による十分な説明と同意(インフォームド・コンセント)を行います。

 
他の治療と併用できますか?

A. はい、可能です。がんの標準治療後の補助療法や、慢性疾患の対症療法と併用するケースも多くあります。主治医との連携も大切にしております。

 
誰でも受けられますか?

A. 全ての方に適応があるわけではなく、既往歴や体調によってはお勧めできない場合もあります。まずは医師によるカウンセリング・診察を受けていただき、適応を判断いたします。

免疫細胞治療について

 
どのような疾患が対象ですか?

A. 主に以下の疾患が対象となります
• がん(特に手術後の再発予防や標準治療後の補助療法として)
• アンチエイジング
• 高齢者の免疫力低下や感染予防目的 など

 
どのように治療しますか?

A. 患者様から採血し、免疫細胞を専門の施設で培養・活性化し、点滴で体内に戻します。1クールあたり複数回の投与が一般的です。

 
副作用はありますか?

A. 基本的にはご自身の細胞を使うため重篤な副作用は少ないですが、発熱・倦怠感・注射部位の痛みなどの軽度な症状が一時的に現れることがあります。

 
費用はいくらですか?

A. 治療内容によりますが、目安として以下のようになります
• 1回あたり 約40万〜60万円
• 1クール(6〜10回)で 約240万〜600万円程度

幹細胞治療について

 
どのような症状・疾患に効果がありますか?

A. 以下のような症状に対して効果が期待されます
• 関節痛(変形性関節症など)
• 肝障害・肺疾患・糖尿病などの慢性疾患
• アンチエイジング・美容目的
• 神経難病・小児発達障害など(個別対応)

 
どこから幹細胞を採取しますか?

A. 通常、腹部や太ももから少量の脂肪を採取し、そこから幹細胞を分離・培養します。局所麻酔で行い、負担は最小限です。

 
幹細胞はどのように投与されますか?

A. 点滴(静脈内投与)や局所注射(関節内など)によって体内に戻します。治療目的により使い分けます。

 
治療の回数・期間は?

A. 1回の治療でも効果が見られることがありますが、通常は2~3回以上の投与が推奨されます。治療間隔は数週間から数ヶ月程度です。

 
幹細胞治療の費用は?

A. 目安として以下のようになります
通常200万前後
※投与する細胞数や疾患により異なります。

小児・神経発達症に関するご質問

 
子どもに幹細胞や免疫細胞の治療を行うことは安全ですか?

A. 現在のところ、小児に対する細胞治療は慎重に適応を判断する必要がありますが、医師の管理下で治療を行い、安全性に十分配慮いたします。特に自己由来(自分の細胞)の場合は、拒絶反応や重篤なアレルギーのリスクは非常に低いです。

 
保護者の同意だけで治療できますか?

A. はい、未成年の方の場合は、保護者(親権者)の同意が必須となります。ご本人にも理解できる範囲で丁寧に説明し、ご安心いただけるよう対応します。

 
幼児・未就学児でも治療可能ですか?

A. 状態や体重によりますが、3歳以上で全身状態が安定していれば適応の可能性があります。特にご不安がある場合は、事前に医師による面談・評価を実施いたします。

 
通常の療育や薬と併用しても大丈夫ですか?

A. はい、当院では療育、言語・作業療法、服薬治療との併用も前提に治療計画を立てます。ご家族の方と連携しながら、負担を最小限に抑えるよう配慮いたします。

 
治療後にどのような変化がありますか?

A. 落ち着きの向上、睡眠の改善、視線の合いやすさ、言語や表情の増加など、行動面や発達面での変化がみられることがあります。ただし、効果には個人差があり、すべての方に変化があるとは限りません。

対象疾患・効果について

 
どのような疾患・状態が対象になりますか?

A. 現在準備中ですが、小児に対しては以下のケースを対象とする予定です。
• 自閉スペクトラム症(ASD)
• 注意欠如・多動症(ADHD)
• 知的発達症
• 脳性麻痺や脳室周囲白質軟化症(PVL)後遺症
• 筋ジストロフィーなどの神経筋疾患
• 低酸素性脳症、てんかんなどの難治性疾患

 
幹細胞治療や免疫細胞治療はどういう効果が期待できますか?

A. 幹細胞には炎症を抑え、神経細胞の修復を促す働きがあり、発達や行動、集中力、言語機能などの改善が期待される症例もあります。免疫調整作用によって、過剰な炎症反応や免疫のアンバランスを整える効果も注目されています。
ただし効果には個人差があり、すべての症状が改善するわけではありません。