免疫細胞治療について
免疫細胞治療は、患者様ご自身の免疫細胞を採取・培養し、体内へ戻すことで、免疫機能を活用した治療を行う再生医療です。主にがんに対する自由診療として提供されており、患者様ご自身の免疫細胞の働きを利用した治療法です。
当院では、以下の免疫細胞治療に対応しています。
- NK細胞療法:自然免疫を担うNK細胞を培養し、体内へ投与する治療です。NK細胞は、がん細胞やウイルス感染細胞などを認識し、排除する働きを担っています。
- T細胞療法:獲得免疫を担うT細胞を培養し、体内へ投与する治療です。T細胞は、特定の抗原を認識し、免疫応答に重要な役割を果たします。
- NKT細胞療法:自然免疫と獲得免疫の両方に関与するNKT細胞を利用した治療で、それぞれの免疫機能をつなぐ役割を持つ細胞として知られています。
免疫細胞治療は、患者様の病状や治療経過に応じて、手術、薬物療法、放射線治療などの標準治療と組み合わせて検討されることがあります。
当院では、がん専門医療機関と連携し、患者様一人ひとりの病状や治療状況を踏まえながら、標準治療と自由診療を含めた治療方針をご提案しています。
がん(悪性腫瘍)
- 食道がん
- 胃がん
- 大腸がん(結腸がん・直腸がん)
- 肝臓がん
- 膵臓がん
- 胆管がん・胆のうがん
- 肺がん
- 乳がん
- 前立腺がん
- 子宮・卵巣がん
予防目的
• がん治療後の再発予防
• 慢性的な免疫低下(疲労・易感染性)
• 健康増進・体調メンテナンス
幹細胞治療について
幹細胞治療とは、ご自身の細胞が本来持っている「修復する力」や「調整する力」を活用し、体の機能改善を目指す再生医療です。
幹細胞には、傷ついた組織や炎症が起こっている場所へ集まり、幹細胞から分泌されるさまざまな生理活性物質(サイトカインや成長因子など)が体内の修復機能や炎症環境の調整を促すことで、症状の改善を目指す治療です。周囲の細胞に働きかけながら、組織の修復や環境を整える働きがあると考えられています。
当院では、患者様ご自身の脂肪組織から幹細胞を採取・培養し、十分な数まで増やした後、点滴で体内へ戻します。
幹細胞治療の流れ
① ご相談・診察
現在のお悩みや症状を詳しくお伺いし、既往歴や治療歴を確認します。
幹細胞治療が適しているかを専門医が総合的に判断します。
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② 各種検査・評価
血液検査や必要な画像検査、各種評価を行い、全身状態を確認します。
自閉スペクトラム症(ASD)の場合は、発達評価や神経発達の診察も実施します。
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③ 治療計画の作成
検査結果をもとに、一人ひとりに合わせた治療計画をご提案します。
治療内容や期待される効果、リスクについて十分にご説明し、ご納得いただいたうえで治療を開始します。
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④ 脂肪組織の採取
局所麻酔を用いて、お腹や太ももなどから少量(約1~2g)の脂肪組織を採取します。
採取時間は15~30分程度です。脂肪採取後は出血が止まっているのを確認後帰宅していただきます。クリニック滞在時間は約2時間程度になります。
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⑤ 幹細胞の培養
採取した細胞を厚生労働省の基準を満たした細胞培養加工施設で培養し、治療に必要な数まで増やします。
培養期間は通常約6週間です。
↓
⑥ 幹細胞投与
培養した幹細胞を点滴で投与します。
投与時間は約1時間で、当日は体調確認後にご帰宅いただけます。
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⑦ 経過観察・評価
治療後も定期的に診察や検査を行い、症状の変化や安全性を確認します。
必要に応じて追加治療やリハビリテーション、療育などを組み合わせ、継続的にサポートします。
現在、再生医療は脳・神経疾患、血管障害、整形外科疾患、自己免疫疾患など幅広い分野で研究・臨床応用が進められており、自閉スペクトラム症(ASD)についても、神経炎症や免疫異常との関連に着目した研究が国内外で進められています。
なお、本治療はすべての患者様に効果を保証するものではありません。患者様一人ひとりの状態を総合的に評価し、期待される効果とリスクをご説明したうえで治療をご提案します。
小児疾患
•自閉症スペクトラム症
• 小児神経疾患
•脳性麻痺
神経系疾患
• 脳梗塞後遺症
• 脊髄損傷
• パーキンソン病
• ALS(筋萎縮性側索硬化症)
• 多発性硬化症(MS)
整形外科領域
• 変形性関節症(膝・股関節など)
• 関節リウマチ(免疫調節目的)
• 腱・靭帯損傷
• 骨壊死(大腿骨頭壊死など)
心血管疾患
• 心筋梗塞後の心不全
• 虚血性心疾患の再生治療
肝疾患
• 肝硬変
• 慢性肝炎に伴う肝機能低下
糖尿病(主に2型)
• インスリン抵抗性の改善
• 膵臓β細胞の保護・再生
皮膚疾患
• 難治性褥瘡(床ずれ)
• 熱傷後の皮膚再生
• 瘢痕(きずあと)治療
その他
• 不妊治療(卵巣機能改善、子宮内膜再生など)
• 加齢性疾患(アンチエイジング分野)
自費点滴について
当院でよくあるご相談内容
これらの疾患や症状に対して、まずは医師が十分な診察・検査を行います。その上で、保険診療を含めた標準的な治療の適応や治療経過を確認し、自由診療による治療が適応と判断された場合に、ご提案・実施しています。
全身症状 |
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炎症・免疫 |
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脳・神経 |
睡眠 |
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自律神経 |
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筋肉・関節 |
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- 本治療は健康保険が適用されない自由診療で、治療費は全額自己負担となります。
- 医師が診察を行い、患者様の病状や治療歴などを総合的に評価したうえで、適応を判断します。お体の状態によってはご希望の治療が受けられない場合があります。
- 期待される効果や副作用、リスクについて十分にご説明し、ご理解・ご同意いただいたうえで治療を行います。
- 治療効果や経過には個人差があり、すべての患者様に同様の効果を保証するものではありません。
- 治療内容によっては、複数回の治療をご提案する場合があります。
本治療は標準治療に代わるものではありません。患者様の病状に応じて、保険診療や他の治療法についてもご説明し、最適な治療方針をご提案します。
幹細胞上清液
当院の幹細胞上清液について
当院では、幹細胞培養上清液を用いた治療をご提供しています。
幹細胞培養上清液とは、幹細胞そのものではなく、幹細胞が培養中に分泌した有用成分を含む培養上清液です。
その中には、
- サイトカイン
- 成長因子
- エクソソーム
などの成分が含まれており、細胞同士の情報伝達や身体の回復環境に関与すると考えられています。
細胞が働きやすい環境づくりという考え方
加齢やストレス、睡眠不足、生活習慣の乱れなどによって、
- 慢性炎症
- 酸化ストレス
- 自律神経の乱れ
- 血流低下
- 細胞機能の低下
が起こることがあります。
こうした状態が続くと、身体は「修復」よりも「消耗」が上回りやすくなります。
当院では、幹細胞培養上清液を、「病気を治すための治療」ではなく、身体が本来持つ回復力を支えるための選択肢の一つ
として考えています。
当院では、幹細胞培養上清液だけに頼るのではなく、日々の生活から身体全体の土台を整えることを重視しています。
一人ひとりのお悩みや目標に合わせて、医師が丁寧にご提案いたします。
NAD補充療法
NADとは
私たちの身体は約37兆個の細胞からできています。
細胞が働くために必要なエネルギーをつくる過程で重要な役割を担うのが**NAD⁺(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)**です。
NAD⁺はもともと体内に存在する補酵素で、主に次のような働きに関わっています。
- エネルギー産生(ATP産生)のサポート
- ミトコンドリア機能の維持
- 細胞機能の維持
- DNA修復酵素の働きのサポート
- 酸化ストレスへの防御
- サーチュインなどの酵素の働きのサポート
NAD⁺とミトコンドリアの関係
ミトコンドリアは細胞の中にある器官で、食事から摂取した栄養をATPというエネルギーに変えることから、「細胞の発電所」とも呼ばれています。
このATPは、体を動かすだけでなく、脳の働きや心臓の拍動、呼吸、体温維持など、生命活動のあらゆる場面で必要です。
NAD⁺は、ミトコンドリアがATPをつくるために欠かせない補酵素です。
そのため、NAD⁺が不足すると、ミトコンドリアでエネルギーを効率よく産生しにくくなる可能性があると考えられています。
NAD⁺は加齢や睡眠不足、ストレス、生活習慣などの影響で減少すると考えられています。
NAD⁺補充療法は、体内のNAD⁺を補充することで、細胞のエネルギー代謝や身体のコンディション維持をサポートすることを目的とした自由診療です。
複合治療について
複数の専門分野と治療法を組み合わせ、一人ひとりに最適な医療をご提案します。
病気や不調の原因は、一つとは限りません。
神経、免疫、炎症、細胞のエネルギー代謝、栄養状態、生活環境など、さまざまな要因が複雑に関わり合っています。
そのため当院では、一つの治療だけに頼るのではなく、それぞれの治療が持つ特徴を生かしながら組み合わせる「包括的ハイブリッド医療プログラム」を提供しています。
患者様一人ひとりの症状や生活背景、検査結果を総合的に評価し、専門医が適切な治療をご提案します。
また、治療を行うだけではなく、治療前の評価から治療後の経過観察、継続的なサポートまで、一貫した診療体制を大切にしています。
自閉スペクトラム症(ASD)に対する包括的ハイブリッド医療プログラム
「治療」だけではなく、お子さまの未来を支える医療へ
ASDのお子さまは、一人ひとり特性や困りごとが異なります。
当院では、幹細胞治療だけを提供するのではなく、発達評価や療育支援を含めた総合的な医療を大切にしています。
必要に応じて幹細胞培養上清液療法やNAD補充療法も組み合わせながら、お子さま一人ひとりに合わせた医療をご提案します。
プログラム内容
- 発達専門医による診察・発達評価
- 自己脂肪由来幹細胞治療
- 幹細胞培養上清液療法
- NAD補充療法
- 治療後の経過観察
- 療育との連携・継続支援
私たちは、「細胞を投与すること」が目的ではありません。
発達専門医、小児外科医、再生医療の専門家が連携し、お子さま一人ひとりの状態を継続して見守りながら、ご家族とともに歩む医療を目指しています。
※ASDに対する幹細胞治療は、現時点で標準治療として確立されたものではありません。当院では、期待される可能性だけでなく、治療の限界や不確実性についても十分に説明し、ご理解いただいたうえで診療を行っています。
慢性的な不調に対する包括的ハイブリッド医療プログラム
「なんとなくしんどい」を、そのままにしない。
「検査では異常がない。」
それでも、
- 朝起きられない
- 疲れが抜けない
- 頭が働かない
- 集中できない
- 睡眠の質が悪い
- めまい・立ちくらみがある
このような症状に悩まれている方は少なくありません。
慢性的な不調は、一つの原因だけで起こるものではなく、自律神経、慢性炎症、睡眠、栄養、細胞のエネルギー代謝など、さまざまな要因が関係していることがあります。
当院では、お身体の状態を総合的に評価し、一人ひとりに合わせた包括的ハイブリッド医療をご提案しています。
プログラム内容
- 医師による診察・評価
- 血液検査などによる状態評価
- 幹細胞培養上清液療法
- NAD補充療法
- ビタミン・栄養療法
- 治療後のフォローアップ
当院が目指す医療
私たちは、「症状だけ」を診るのではなく、その背景にある身体全体の状態を大切にしています。
一人ひとり異なる原因を丁寧に評価し、それぞれの治療を適切に組み合わせることで、日常生活の質(QOL)の向上を目指します。

